非常食 納品レポート003:東京都品川区のP社様【非常用 備蓄品 備蓄食糧 納入実績】

非常食 納品レポート003:東京都品川区のP社様【非常用 備蓄品 備蓄食糧 納入実績】

基本データ

納品の日付 2018年2月下旬
納品の場所 東京都品川区、福岡県福岡市の2ヵ所
作業時間 午前9時00分~午後12時30分(約3時間半)
作業人数 男性2名
形態 全国に10ヵ所程支店・営業所をもつ保険会社(今回は東京と福岡への納品)。
現状の備蓄品については個人レベルでのストックのみとなっており問題となっていた。全支店への一斉納品は難しいが、徐々に増やす予定。
従業員数 ・東京:約100名
・福岡:約15名
※他に、横浜・名古屋・大阪・広島・四国数か所、等
防災倉庫 事務所壁面に設置されている事務用のキャビネットをストック場所として流用。そのため倉庫のような奥行がなく、大きな物は入らない。

お客様からのご要望:

  1. そもそも会社に非常用の備蓄品が無いことは問題なのか、知りたい
  2. 非常食や備蓄品に関して知識がある者がいないため、一から相談したい
  3. 必要な物と経費とのバランスを見ながら進めていきたい
  4. ストック場所は事務用のキャビネットを使用したいがその中に納まるか?
  5. 総務担当者が女性の為、納品時は男性の作業員に来てもらいたい

当社の対応:

  1. →東京都の条例等をご紹介する 「従業員の3日分の水・食料・その他必要物資の備蓄が努力義務」となっている
  2. →「防災士」の資格を持つ担当者がお伺いして面談を行う
  3. →都度、内容を修正しながら見積を行い、全体の金額をご確認いただく
  4. →現地にお伺いしてキャビネットのサイズ測定を行い、納品可能な商品群と数量を割り出す。納品棚への陳列も工夫し、緊急時でも取り出しやすいように最終的に現地で調整を行う
  5. →当日は作業員として男性2名を手配

納品した商品について:

食品:

そのまま食べられるもの、水・お湯を使用するもの、電気やガスが無くても温められるもの、等 被災した状況によって使用可能なものが異なるため様々なバリエーションを納品。常に安心して食べていただけることを想定した内容となった。

保存水:

保管のしやすさやコスト面から、2リットルサイズ(6本で1ケース)のみを備蓄するお客様が多いが、実際の使用用途を考え500mlサイズ(24本で1ケース)も納品。比率は4:1(4が2Lサイズ、1が500mlサイズ)。社外に持ち出すことや、徒歩での長距離移動を想定した場合には2L(約2kg)よりも500ml(約500g)の方が手軽であると考えたため。

その他:

停電や断水が起きた場合は水洗トイレも使用できなくなることを想定し、非常用の簡易トイレと備蓄用のトイレットペーパーを準備。また、冬場でエアコンが使用できない場合の毛布、フロアーに直接座ったり横になる場合に使用できるエアーマット、ラジオ、簡易ライト、充電器、乾電池 等々想定されるものを予算内で準備していただけることとなった。

お客様からの感想:

手探り状態からの準備となり、当初問合せをした時から納品まで6ヶ月もかかってしまったが、担当の「防災士」の方が根気よく相談にのっていただいたので助かった。本来であれば3日間必要な備蓄品であるが、予算と保管場所の都合から今回は2日分の購入となった。将来的には東京都の条例通り3日分備蓄できるように進めていきたい。

当社の感想:

食品以外の備蓄も必要であることを理解されたお客様であった。そのためご相談内容が多岐にわたり実際の納品まで時間を要したが、最終的にはご納得いただいた内容で完結することができたと思う。東京の事務所に納品した内容で福岡もご対応いただけたため、これを機に他支店への導入にもつながれば最初の提案に時間をかけた点は良かったと考える。多少時間がかかってもお客様の不安や疑問を解決し、ご納得していただける提案をすることが大切であると感じた。